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//Continuation from September 14//

二人は、くるくると何度も立ち位置を入れ替えた。

これは……二人の呼吸が合ってないと無理な舞だ。

それも、かなりのテンポ。

二人の背中がくっついているとしか思えない。

もちろんくっついてはいない。

時に離れ、時に向き合い、そして背中合わせに回る。

地元の信仰と混じり合った、不思議な舞だと白ちゃんは言っていた。

白ちゃんが手に持っているのは鈴。

要所要所で、しゃん! と鳴らしている。

東儀先輩が手に持っているのは、よく神主さんが持ってる木。

これも白ちゃんの鈴とシンクロしているように、ばさ! と振られている。

……これで、本当に今年は二人での練習をしていなかったのだろうか。

今ここで舞を見ている人に聞いても、誰一人としてそんなことは信じないだろう。

左回りに回っていたかと思うと、次の瞬間には右回り。

ふっと二人が離れたかと思うと、次の瞬間にはまた一体となった動き。

流れるような動きのなめらかさ、優雅さ。

ぴしっと動きを止めたり方向を変えるときの正確さ、きびきびした動き。

温かさや優しさを感じさせる動きと、荒々しい激しい動きのコントラスト。

指先までピンと伸ばされ、体の隅々まで神経の通った舞に、見ている者すべてが魅了されていた。

……途中、何度も白ちゃんや東儀先輩と目が合ったような気がした。

これはきっと錯覚だろうけど。

……。

徐々に音楽が緩やかになる。

二人の回転が、ゆっくり速度を落としていく。

名残惜しいと思った。

もっともっと、見ていたいと思った。

そして……余韻を残して、二人の動きが完全に止まる。

舞が終わる。

すべての楽器も音を止めていた。

物音が一切しない。

こういう時、こういう場所で「拍手」という行為が妥当なのかどうかわからない。

などと迷っている間に、境内からは万雷の拍手が巻き起こった。

俺も、夢中で拍手をする。

人が舞うのを見て涙が出たのは初めてだった。

まして、あの二人がこれまでに辿った心の軌跡を俺は知っている。

ちょうど、さっきまで舞われていたように。

相手を見ることなく、背中合わせでくるくると。

でも本当は、あの二人は、相手を見なくても相手のことなんかみんなわかっているのだ。

二人の舞を見て、強くそう思った。

──驚いたことに、舞が始まってから一時間の時が過ぎていた。

5分くらいで終わってしまったような気さえする。

それだけ、密度の濃い時間、密度の濃い舞だったということなのだろう。

俺だけではなく、境内にいる人たちは一様に感激しすぎて呆然としていた。

祭りはどうやら夜半まで続くらしい。

俺は、学院に帰らなくてはならない。

それに、司に原付を返さなくてはいけない。

まだまだ続く祭りに背を向けて、境内を出ようとする。

と、後ろから俺を呼ぶ声があった。

【白】「支倉先輩!」

振り返ると、白ちゃんと……東儀先輩だった。

【孝平】「あ……」

【孝平】「舞、とても良かったです。感動しました」

【征一郎】「そうか」

【白】「今日は、本当に、ありがとうございました」

深々と頭を下げる。

【白】「支倉先輩がいなかったら、わたし……」

【白】「舞うことができて、ほんとうに……」

【孝平】「し、白ちゃん?」

【征一郎】「俺からも礼を言わせてもらおう」

【征一郎】「今日は助かった。ありがとう」

【孝平】「や、ふ、二人とも、やめてくださいよ」

……二人とも、舞が終わってからも何らかの手伝いなどで、最後まで残るそうだ。

俺は戻らなくてはならないので、詳しい話はまたあとで聞かせてもらうことにした。

最後に、ちょっとだけ白ちゃんと話をする。

【孝平】「東儀先輩には、すんなり舞うことを認めてもらえたの?」

【白】「兄さまには、怒られました」

【白】「これから舞おうとする巫女が、鳥居をくぐらずに来てどうする、と」

白ちゃんがにっこり笑う。

その笑顔を見て。

俺は、強引だったけど、白ちゃんを神社まで連れてきて良かったと、心底思った。

司から借りたコスタリカ号を押しながら帰る。

さっきは緊急中の緊急事態だったからともかく……

今は、さすがに制服で無免許運転をする度胸はない。

ぷっぷー

そんな、原動機付自転車を押す俺を、車のヘッドライトが照らした。

【青砥】「支倉か? なにやってんだ」

思えば、うちの生徒の姿も神社でちらほら見かけたっけ。

うちの文化祭から神社へ流れることを、陽菜は「カップルの王道ルート」と言っていた。

まあ……先生もいるわな。

【孝平】「話せば長くなるんですが、とりあえず寿司屋のコレだけ返してきていいですか」

【青砥】「盗んだバイクで走り出したか?」

【青砥】「オマエがそんな情熱的な青春を送っていたとはな」

【孝平】「盗んでません!」

【青砥】「夜の校舎のガラスは割って回るなよ」

【孝平】「割りませんって!」

なんか、アオノリの変なスイッチが入ってしまったようだ。

【青砥】「あーすまん」

【青砥】「で、免許は?」

【孝平】「……持ってません」

【青砥】「乗ってったりして、警察沙汰にはなるなよ」

【青砥】「じゃ、寮で待ってるからな」

アオノリの車が学院の方向へ遠ざかっていく。

2ケツノーヘル無免許速度超過の瞬間が見つかるよりは、遥かにマシではあるが。

寮でお説教タイムが待ってるかと思うと、少しげんなりした。

まず海岸通りまで行き、自転車で走り回って汗だくの司にコスタリカ号を返す。

【司】「で、どうだった」

【孝平】「ああ。おかげで間に合ってうまく行った」

【司】「こっちは数キロ痩せた」

【孝平】「すまん。本当に恩に着る」

【司】「じゃ、いずれ少しずつ返済してくれ」

次に監督生室へ行く。

教室棟は、祭りの後という風情で、片づけが始まっていた。

【瑛里華】「あーっ、やっと戻ってきた」

【孝平】「すんません、遅くなりました」

【伊織】「こっちは寂しい打ち上げだったんだ」

【伊織】「もちろん、素敵なネタを持ってきてるんだろうね?」

【孝平】「あ、ええまあ、一応」

俺は、白ちゃんと東儀先輩の舞が上手くいったことを話す。

すると二人は、我がことのように喜んだ。

【瑛里華】「やるじゃない」

【瑛里華】「あの二人のこと、どうしようかって兄さんと話してたのよ」

【伊織】「いやいや。正直支倉君がここまでやるとは思わなかった」

【伊織】「あとから、征に舞台裏の話を聞いてみるか」

会長の閉会宣言を見られなかったのは残念だが……

この二人も、東儀兄妹のことを心配しててくれたのがわかって、俺も嬉しかった。

その後寮に帰り、アオノリのお説教タイム。

原チャリに乗るなら最低限免許を取れとか、制服では乗るなとか、実践的なアドバイスをいただいた。

【孝平】「ふう」

俺はベッドに横たわった。

ずっと、心に重くのしかかっていた問題が、ギリギリだったけどなんとか解決した。

本当はまだまだ問題は多い。

でも、珠津島神社の例大祭に白ちゃんが無事加われたことは、大きな前進だと思えた。

いろいろあった今日は、このまま疲れに任せて寝てしまおう。

~♪

夜風に乗って、神社から囃子が聞こえる。

祭りの熱気はまだ島を覆っているようだった。

//September 15//

今日は、文化祭の後片づけの日だ。

文化祭終盤、生徒会の仕事ができなかったので、今日はバリバリ働こうと決めていた。

監督生室は引き続きトラブル対応が集中する。

終わってからも、問題は絶えないものだ。

副会長も、片づけが終わるまでが文化祭! と気合いを入れていた。

【瑛里華】「二階の椅子と机の移動指示が混乱してるわね」

【瑛里華】「支倉くん、行って指示してきて」

【伊織】「多分、四階に紛れ込んじゃってるから」

【孝平】「わかりましたっ」

【瑛里華】「産廃業者が来るまでに、教室棟前にゴミはまとまるかしら」

【伊織】「運動部の出店組が少し遅れそうだな」

【瑛里華】「じゃあ支倉くん、グラウンドに行って急かしてきて」

【瑛里華】「ハンドマイク、持って行くといいわ」

【孝平】「おう、任せとけ」

【瑛里華】「5年3組激辛喫茶で、余った食材を食べた生徒が……」

【伊織】「食中毒は困るな」

【瑛里華】「あまりの辛さに悶絶」

【孝平】「それは放っておいていいんじゃないか」

【瑛里華】「そうね。どうせ紅瀬さんでしょ、作ったの」

【瑛里華】「4年5組前の廊下、看板をつけていたテープがはがれないって泣きが入ったわ」

【伊織】「じゃ、これ。シールはがしスプレー」

【孝平】「行ってきますっ」

【瑛里華】「○×△□!」

【伊織】「#$%&……」

【孝平】「イエッサー!」

あちこちから入る連絡を、二人が処理していく。

俺は、実際に出向かなきゃいけない用件を解決しに走り回った。

石段を何回往復したことだろう。

でも、それは心地よい疲れだった。

それはきっと、祭りに参加してる実感だったのだ。

夕方になって、東儀先輩が監督生室に来た。

【征一郎】「予定より、遅くなってしまったな」

【伊織】「構わないさ」

【伊織】「いろいろ落ち着いたみたいだね」

【伊織】「大まかな話は、支倉君から聞いたよ」

【征一郎】「そうか」

【伊織】「征も近いうちに、詳しい話を聞かせてくれよ」

【征一郎】「気が向いたらな」

【征一郎】「それより、文化祭も無事終わったようで良かった」

【征一郎】「人手が足りずに苦労したんじゃないか」

【瑛里華】「大丈夫よ。今日は支倉くんが走り回ってくれたし」

【孝平】「迷惑かけたし、あれくらいはしないとな」

【征一郎】「そういえば白から、不穏な話を聞いている」

【征一郎】「なんでも、白を乗せて違法な二人乗り、ノーヘル、速度違反、そもそも無免許での原付運転……」

【伊織】「ほう!」

【瑛里華】「目を輝かせないっ」

【孝平】「その件については、アオノリにバレてこってり絞られました」

【征一郎】「白を危険な目に合わせたのではないかという話だ」

【孝平】「……すみませんでした」

【瑛里華】「ふう……征一郎さんも変わらないわね」

【伊織】「完全復活だな」

【瑛里華】「ところで、白は?」

【征一郎】「礼拝堂で片づけをしているはずだ」

【瑛里華】「もうすぐ打ち上げするから、呼んで来た方がいいわね」

【伊織】「支倉君、頼めるかな」

【孝平】「わかりました」

うなずいて、監督生室を出た。

夕焼け色に染まった礼拝堂は、幻想的だ。

周りには生徒も先生の姿も見あたらない。

白ちゃんは、中にいるのだろうか。

そう思って扉を開いた。

ぴょこ

【孝平】「うおっ!?」

【白】「えいっ」

どんっ

【孝平】「ぐおっ」

白ちゃんがいきなり俺に抱きついた。

【白】「は、支倉先輩!?」

【白】「すみません」

ばっと俺から離れる。

【孝平】「雪丸、また逃げたのか?」

【白】「はい……」

なんという脱走率だろうか。

今度、俺が小屋を直してあげるべきかもしれないな。

【孝平】「捕まえるの、手伝うよ」

【白】「あ、ありがとうございます」

【孝平】「どこ行ったかな」

【孝平】「とりあえず、逃げられないように扉を全部閉めよう。窓も」

【白】「はい」

白ちゃんと手分けをして、換気用の窓からなにから、すべての窓を閉めた。

【孝平】「あっ、いた!」

長椅子の後ろをぴょこぴょこ駆けていった。

【白】「え? え?」

白ちゃんは見つけられていない。

【孝平】「……なあ、誰かが来て扉を開けたら、そこから逃げてっちゃったりしないかな」

【白】「な、なるほど」

【白】「鍵を閉めた方が安全ですね」

白ちゃんがすべての扉の鍵を閉める。

【孝平】「さて、じゃ、ゆっくり探すか」

【孝平】「どこか、お気に入りの場所はあるのかな。雪丸」

【白】「そうですね……強いて言うなら、祭壇でしょうか」

【白】「でも、静かにしてて、雪丸の気配に耳を澄ますのがいいと思います」

【孝平】「そか」

……。

白ちゃんと二人、静かに耳を澄まして雪丸の気配を待つ。

……。

【白】「……支倉先輩、ありがとうございます」

白ちゃんが、小さな声で言った。

【孝平】「気にするなよ。ウサギを捕まえるのには、慣れてきたし」

【白】「ウサギを捕まえるの、お上手なんですね」

初めて白ちゃんと会った時に言われたっけ。

あの時は、恋人になるなんて思ってもみなかったな。

【白】「その、雪丸のことだけではなくて……」

【白】「至らないわたしを、選んでくださいました」

【白】「いっぱいいっぱい、幸せな気持ちにしてくださいました」

【白】「東儀家の中で結婚するはずだったわたしの運命を、変えてくださいました」

【白】「兄さまとのことも……」

どこまでも深く澄んだ瞳が、俺に向けられる。

ふわり、と白い服が揺れた。

【白】「だから、ありがとうございます」

そう言って、柔らかい微笑みを浮かべた。

【白】「んっ」

吸い込まれるように、小さな桜色の唇に、唇を当てた。

【孝平】「お礼なんか、いらない」

【孝平】「白ちゃんだって、俺を幸せにしてくれただろ」

【白】「支倉先輩……」

白ちゃんの頬が、朱に染まっていく。

恥ずかしそうに、俺の両腕に触れた。

そのまま、胸の中へと体をあずけてくる。

白ちゃんの柔らかさと、温もりと、匂いを感じた。

【白】「そんなこと言われたら……」

【白】「気持ちが……抑えられなくなってしまいます」

至近距離で俺を見上げ、つぶやいた。

【白】「んっ」

白ちゃんが、俺の唇に自分の唇を触れさせた。

【白】「大好きです、支倉先輩」

【孝平】「俺も、好きだよ」

白ちゃんを抱き寄せ、ゆっくりとキスをする。

【白】「んっ……」

……やがて、ゆっくりと唇を離す。

【白】「礼拝堂で、キス……してしまいました」

白ちゃんの服装も、ローレル・リングの正装だ。

【白】「シスターに見つかったら、ものすごく怒られてしまいそうです」

【孝平】「鍵はしめたから、大丈夫だけどね」

【孝平】「って、そういう問題じゃないか」

【白】「でも、止められそうにありません……」

切なそうに言う。

【孝平】「止めない方が、嬉しい」

白ちゃんにもう一度キスをした。

白ちゃんは目を閉じて、それに応える。

【白】「ん……ちゅ……う……ちゅっ……」

今度は、ディープキス。

鍵をしめたことで、白ちゃんも俺も、少し大胆になっているのかもしれない。

白ちゃんの体をぎゅうっと抱きしめる。

【白】「んっ……んちゅ……ぴちゃ……ちゅぱっ」

どちらからともなく、積極的に舌を絡める。

互いの舌を吸い、互いに相手の口腔に舌を侵入させる。

上半身は抱きしめ合い、脚も交互に絡める。

白ちゃんの太腿が、俺の股間に当たっている。

俺も、右足を白ちゃんの股間に押しつける。

どれくらいの間、そうしていただろう。

【白】「んんっ……ぷはぁ……はぁ……あぁ……」

唇が離れる。

白ちゃんの目が潤んでいた。

【孝平】「ごめん。俺、我慢できそうにない」

白ちゃんを抱きしめる。

白ちゃんの手が、俺の背中を撫でる。

慈しむように。

小さくてしなやかな手に、愛情を込めて。

【白】「それでしたら……座ってください」

白ちゃんが、俺を長椅子に座るように促す。

【孝平】「し、白ちゃん……?」

//H-scenes starts//

白ちゃんが、俺の両脚の間にひざまづく。

【白】「支倉先輩、お願いです」

そう言うと、白ちゃんは俺のズボンのチャックを下げた。

お願いって……。

【白】「支倉先輩に気持ちよくなって欲しいんです」

【白】「初めて、支倉先輩と……してから、ずっと」

【孝平】「え、でも……」

【白】「ごめんなさい……支倉先輩と、また……」

【白】「抱きしめてほしくて……」

【孝平】「白ちゃん……あっ」

白ちゃんが、チャックの中から俺のものを取り出した。

【白】「気持ちよくなってもらえるように、あの……す、少し勉強してきました」

【孝平】「勉強?」

ちゅっ

白ちゃんが、亀頭にキスをする。

そして、両手でそっと俺の肉棒を包むように持つ。

【白】「あ……硬くなって……」

白ちゃんの可憐な指でいじられたら、そりゃ勃つ。

そのまま白ちゃんは、不思議なもののように俺の屹立を見つめた。

肉棹が、きゅっと握られる。

【孝平】「くっ」

握る手が、小刻みに上下に動く。

そして、時々亀頭がキスされたり舐められたり。

これは……

【白】「支倉先輩、気持ちいいですか?」

【孝平】「あ、ああ」

礼拝堂で、シスター服の白ちゃんに、ペニスを舐められている。

すごく、どきどきしてしまう。

【白】「ちゅっ……ぺろ……すごい……」

白ちゃんが舌でちろちろと亀頭を刺激する。

徐々に、白ちゃんの手の動きも大きく、早くなる。

【白】「あ……」

【白】「何か……出てきました」

先走りだ。

白ちゃんの唾液と混じって、肉棒をつたう。

くちゃくちゅと、湿っぽい音が礼拝堂に響いている。

【孝平】「くっ」

白ちゃんが、肉棒を下から上まで舐めあげる。

舌の熱が、さらに俺を硬くする。

白ちゃんが手を動かし続ける。

両手の指が蠢き、揉まれる。

【孝平】「し、白ちゃん……」

【白】「んちゅっ……ちゅっ……」

白ちゃんは、俺が催促したと思ったのか、再び舌を肉棒に這わせた。

きゅきゅっと包まれるように握られる。

その動きが速まっていく。

もう、俺の肉棒はべとべとだった。

【白】「支倉先輩、どうすれば……気持ちよくなってもらえますか?」

【孝平】「う……」

【白】「え、遠慮なく言ってください……」

【孝平】「な、舐めるだけじゃなくて、その……」

【白】「くわえた方がいいですか?」

俺は期待しながら、うなずいた。

【白】「お、おおきいです……」

俺の亀頭をくわえようとした白ちゃんだが……

白ちゃんの小さい口では、本当に大きく開かないといけないようだった。

【孝平】「あ、無理しなくても」

【白】「いえ、やってみますね」

大きく息を吸って、俺の肉棒を口に入れる。

【白】「ん、んん……」

屹立が、白ちゃんの口の中に飲み込まれていく。

熱い。

これは……

手でされるのと比べて、気持ちよさが段違いだった。

【孝平】「く……ぁ……」

【白】「んん……?」

俺の口から思わず漏れた声に、白ちゃんが反応する。

上目遣いで俺を見る、俺の肉棒をくわえた白ちゃん。

まずい。

高ぶっていく。

【白】「んんっ……んむ……ぢゅ……」

白ちゃんが、限界まで呑み込む。

舌が、白ちゃんの口の中で俺の肉棒を舐める。

【孝平】「う……あぁ……」

気持ちよすぎる。

【白】「ん……っ」

白ちゃんの指は、根元から陰嚢へと伸び始めた。

【白】「ん……んん……んんっ?」

気持ちいいですか? という顔だろう。

【孝平】「あ、ああ……」

【孝平】「すごく、いいよ」

白ちゃんが、嬉しそうに頭を動かす。

【白】「んく……ぅんんっ……んぢゅ……っ」

唾液でべとべとの肉棒をくわえた白ちゃんの頭が上下する。

その動きが、どんどん速くなる。

指と舌の動きはぎこちなかった。

けどそれが、一生懸命やってくれてる感じがして、余計に愛おしさを増す。

【白】「んちゅぱっ……ちゅっ……ずちゅっ……ちゅぱっ」

腰回りが……あまりに気持ちよくてふわふわしてきた。

【白】「んくっ……んむぅ……んふ……んんっ……」

一心不乱に、しゃぶり続ける白ちゃん。

舌が、カリ首のあたりに絡みつく。

【孝平】「くっ」

俺が反応すると、白ちゃんはそれが気持ちいい動きなんだと学習しているようだ。

今のカリ首のあたりへの舌の絡みつきは、それから何度も繰り返された。

【白】「はむ……んふっ……んぢゅっ……れろっ……」

白ちゃんの鼻息が、根元のあたりにあたってくすぐったい。

指がそこを握り、小刻みに根元に打ちつけてくる。

ま、まずい。

白ちゃんの口、やばいくらいに気持ちいい。

懸命さにも胸が打たれる。

奉仕されている、という単語が頭に浮かぶ。

下半身が熱くなる。

【白】「んっ……んん……んちゅっ……んくっ……」

一番奥まで口に含んだ白ちゃん。

これまでで、一番深い。

そして……頭を小刻みに動かす。

【孝平】「あぁ……ぁ……」

射精感が一気にこみ上げてくる。

【白】「んーっ……んく……む……ぢゅうっ」

白ちゃんが肉棒を吸い上げる。

【孝平】「んあ……ぅ……あ……」

ぞくぞくと腰が震える。

【白】「んんっ!……んぢゅっ、んむ……んく……っ」

白ちゃんの指の動きも速まる。

【孝平】「あ……白ちゃん……出る……」

白ちゃんが頭をさらに小刻みに動かした。

【白】「んっ、んんっ、ぢゅっ、んくっ」

【孝平】「あ、あ、あぁ……っ」

歯を食いしばる。

一秒でも射精を遅らせ、一秒でも長くこの快感をと願って。

【白】「んくっ、ちゅば、んんっ、んぢゅ、んっ」

しかしそんな努力も無駄に終わった。

ぞくぞくっ

俺は、こらえていたものを一気に白ちゃんの口にはき出した。

どくっ……びゅっ……びゅくっ……どくんっ……

【白】「んっ、んんっ~~?」

驚いた白ちゃんが、動きを止める。

喉の一番奥に、発射してしまった。

【白】「んく……けほっ、けぷっ……けほっっ」

喉の奥に射精された白ちゃんが、咳き込む。

びゅくっ……どくっ……どっ……びゅっ……

白ちゃんの前髪に、俺の精液がかかってしまった。

【孝平】「白ちゃん、大丈夫?」

【白】「ん、あ、は……はい」

鼻でしか呼吸できてなかった白ちゃんが、口で息を吸う。

【白】「はぁ……はぁ……」

【孝平】「白ちゃん……とても、気持ちよかった。やばいくらいだった」

【白】「よ……かった、です……はぁ……」

【白】「支倉先輩……ん……ぺろっ……」

俺の精液と白ちゃんの唾液でぬらぬらとしている肉茎に、白ちゃんが舌を這わす。

慈しむように。

【孝平】「あっ……し、白ちゃん……?」

白ちゃんの手が蠢く。

ぐちょぐちょといやらしい音がする。

その動きが、どんどん速くなっていく。

柔らかくなりかけたペニスが、白ちゃんの手の動きに反応した。

【白】「わっ……また、こんなに……」

白ちゃんの手の動きに、すっかり参っている。

【白】「もっと……もっと、したほうがいいですか?」

硬さを取り戻したペニスを握ったまま、小首をかしげる。

【孝平】「いや……白ちゃんを抱きたい」

【白】「……はい」

こくん、と小さくうなずいた。

現実感の薄い光景だった。

俺は白ちゃんを立たせると、スカートを白ちゃん自身に持ち上げてもらった。

そして、その下に身につけている下着をずりさげた。

白ちゃんの下半身が、俺のすぐ目の前で、全部露わになる。

【白】「あ……」

白ちゃんが羞恥に身をよじる。

パンツから右足を抜かせた。

そして、ブラウスのボタンを一つひとつ外していった。

ブラウスの裾をスカートから引き抜き、ブラは上にたくし上げる。

下半身も胸も、俺の目の前にある。

【孝平】「白ちゃん、いつでも」

【白】「お、お願いします」

礼拝堂の長椅子に座ったままの俺。

白ちゃんを俺の下半身の上にまたがせた。

両脚を、目一杯開かせる。

頭がくらくらするくらい、淫靡だ。

白ちゃんの両手が、俺の肩に置かれる。

再び硬く屹立した俺のものが、白ちゃんの割れ目の入り口に触れる。

【孝平】「白ちゃん、座って」

【白】「はい……」

白ちゃんは一度目を閉じ、深呼吸をした。

【白】「……く……あふ……うぅっ!」

ぐっ……

ぐぐぐっ……

白ちゃんが、ゆっくりと腰を下ろしてきた。

【白】「はああぁぁ……、はあ……ふはあ……」

白ちゃんのまだ狭い穴をこじ開けて、俺の肉棒が突き刺さる。

いや、白ちゃんが自らに突き刺した。

【白】「ああああっ……あっんっ……ふぁぁくあぁっ」

白ちゃんから溢れる蜜は、十分な量があったと思う。

それでも、白ちゃんの呼吸は荒い。

俺のもののサイズは、白ちゃんにはまだ大きいのかもしれない。

【孝平】「白ちゃん、無理しなくても……」

【白】「無理は、してないです……」

白ちゃんは、さらに深く腰を落としてきた。

【白】「ああああぅぅん……んううっ……はあぁっ……くうっ……」

硬くなっている肉棒が、体重をかけて腰を下ろしてくる白ちゃんの最奥へと進入していく。

【白】「あ、あー、あぁ……」

必死な白ちゃんに申し訳ない気もするが、ものすごく気持ちいい。

下半身から広がる快感が、背骨を伝って脳を直撃している。

こつん

【白】「んくっ」

一番奥に届く。

俺の屹立は、ほとんど根元まで埋まっていた。

狭くて、熱い。

密着する俺たちの腰。

溶け合う俺たちの粘膜。

完全に一体化した俺たちの性器。

俺と白ちゃんはまさに結合していた。

【白】「はあぁ……っんくっ……はあぁ……っ」

白ちゃんが、呼吸を整える。

【白】「んんっ、く……んんんっ」

白ちゃんが動く。

両脚に力を入れ、腰を持ち上げる。

【孝平】「うっ……ぁ……」

思わず、声が漏れる。

肉棒にどくどくと血が通っているのがわかる。

白ちゃんの中に埋まっていたものが、引き抜かれていく。

【白】「うあぁ……はぁうぅ……ああぁぁ……んっ……」

抜けてしまうぎりぎりで白ちゃんは腰を止め、再び腰を下ろしてきた。

ずっ

ずぶぶぶ……

白ちゃんの膣が、再び俺のものを最奥部まで呑み込む。

膣壁は、ぴくっぴくっと俺を不意に締

めつける。

【白】「はああぁぁ……くはぁ……んんっ……はあぁ……ぅぅ……」

再び白ちゃんが腰を持ち上げ、下ろす。

少しずつペースが上がる。

そのうち、リズミカルな動きになってくる。

【白】「っああぁ……はあぁ……んあぁ……うぅ……んくっ……」

腰の動きは、白ちゃんのぬめりの量と比例して、自然と加速していく。

俺は一度、思いきり白ちゃんの腰を持って、俺の腰にぐっと引き寄せた。

【白】「やああぁぁ……っ、はあっ……んんんっ!」

白ちゃんの顔は上気し、二人の結合部分からは、淫液がどんどんにじみ出してくる。

白ちゃんも、我慢できなくなってきているようだ。

【白】「あっ、あああ、ああんっ、はっ、あはぁぁっ!」

じゅぷっ、じゅぷうっ!

淫らな音がする。

白ちゃんの腰の上下運動が激しくなっていく。

こちらからも白ちゃんを攻めないと、あっという間にいかされてしまいそうだ。

【白】「うぅんっ、うあぁっ……んあぁっ、ああぁんっ!」

大きく白ちゃんが脚を開いているので、結合部がよく見える。

その割れ目の上の端に、かすかな膨らみがあった。

白ちゃんのクリトリスが、そこの包皮からちらっと出ていた。

そこに指を当てる。

【白】「んっ、あはああああぁぁぁっっ!!」

白ちゃんが、切羽詰まった悲鳴をあげる。

さらに、乳首をつまみ、舐め上げる。

【白】「ふああっ……はあぁぁ……んんっ……支倉先輩……すごっ……」

【孝平】「白ちゃん……白ちゃん……っ」

【白】「ああぁんっ……あぁ……、あぁっ!……はぁ……んっ!」

だんだん、互いの動きに法則性が無くなってきた。

俺も白ちゃんも、本能に従って動いていく。

【白】「ああっ!…はぁっ、ああっ!…んうぅっ」

【孝平】「く……っ」

耐えきれずに、うめき声が漏れた。

白ちゃんは、夢中で腰を動かしている。

【白】「支倉先輩……っ、支倉先輩……っ!」

うわごとに近い言葉を口から発する白ちゃん。

体全体を弓なりに反らせ、足を震わせている。

頭の中が真っ白になってきた。

きっと、白ちゃんも一緒だ。

お互いをむさぼるように、腰をぶつけ合う。

【白】「あっ……あっあっ……あ、あ、あ、あ……あっ、あっ、あっ」

白ちゃんの腰を持って、小刻みに動かす。

【白】「え……あっ!……うああああああぁぁぁぁっ!」

俺が、下から白ちゃんの一番奥まで突き上げる。

白ちゃんの全身が、ぷるぷると震えていた。

【白】「っああぁ! はあぁ! んっ! うぅ……っ」

もう、息をするのも苦しい。

ただひたすら、全身が快感に支配されるまで、密着を繰り返した。

【白】「っ! あっ! んっ!……んんっ、あああ、や、あ、あ、ああっ!」

【孝平】「白ちゃん、もうっ」

【白】「ああっ……わっ、わたしもっ、あっ、あっ、あっ、あああああぁぁぁぁぁっ!!」

熱い愛液が、白ちゃんから溢れてくる。

白ちゃんの膣壁が収縮し、きゅううっと俺のものを締めつけてきた。

【白】「うあぁ……ああぁ……っ! あっ! っ! っ! っ!」

俺は、白ちゃんの腰をぐうーっと引き寄せ、肉棒を一番奥へと差し入れた。

きつく、白ちゃんを抱きしめる。

【白】「ああ…っ、ぁあああああああぁぁぁっっ!」

びゅくうっ! びゅくっ! びゅうっ!

二度目とは思えないほどの量の精液を、白ちゃんの膣内に放った。

【白】「あっ、はっ、あ、あ、ああぁ……ぁ……ぁぁ……」

どくっ! びゅくっ……びゅっ……っ……

白ちゃんは、放心状態だった。

俺は白ちゃんの背中に両腕を回す。

そっと、震え続ける体を抱き寄せた。

そのまま、二人が離れるのを惜しむように、しばらく動かない。

華奢な白ちゃんの体。

抱きしめると、両腕の中にすっぽりと収まってしまう。

俺のものが、徐々に力を失いつつも、まだ白ちゃんの膣内にある。

【孝平】「白ちゃん……」

【白】「支倉先輩……」

唇を重ねる。

白ちゃんの中に精を放った余韻を味わいながら、濃厚なキスをする。

白ちゃんは、まだ未練がありそうだったけど。

俺は唇を放し……

白ちゃんの腰を持ち上げて、俺の下半身との結合を解いた。

ぬるうっ

ぽたぽたと、二人の体液が混じり合ったものが礼拝堂の床に垂れた。

//H-scene ends//

【白】「こんなに……汚してしまいました」

情けなさそうな顔で、床をふいている。

俺は、ぞうきんをバケツの上で絞った。

【孝平】「ごめん、俺がキスしたせいだ」

【白】「いいえ、わたしがいけないんです」

【白】「頭がぼーっとしてしまって」

【白】「支倉先輩しか見えなくなって……」

【白】「我慢すればよかったのに……できませんでした」

情けなさそうにつぶやいた。

すごく後悔してるようだった。

【孝平】「……ごめん、もうしないようにする」

白ちゃんの手が、ぴたりと止まった。

泣きそうな顔を、俺に向ける。

【白】「……」

【孝平】「礼拝堂では、もうしないってこと」

その顔を見て、補足した。

【白】「あ……」

【白】「そ、そうですよね、わたしも気をつけます」

恥ずかしそうにうなずいて、再び手を動かし始めた。

【孝平】「ん?」

丸くて白い物体が、椅子の下に落ちている。

雪丸か。

寝てる……。

簡単にゲットした。

なんか忘れてる気がするな。

【孝平】「あ、打ち上げ」

【白】「はい?」

外に出ると、もう暗くなっていた。

【瑛里華】「おそーいっ!」

【孝平】「すまん」

【征一郎】「準備はとうにできているぞ」

【白】「お、お待たせしました」

【瑛里華】「何してたのよ、もう」

言えるわけがなかった。

【白】「あ、あの、それは……」

白ちゃんがおろおろした。

【孝平】「雪丸が逃げ出して、捕まえてたんだ」

嘘ではない。

【瑛里華】「ふーん?」

【伊織】「まあ、いいじゃないか。きっと二人だけの打ち上げをしてたのさ」

【孝平】「……」

黙秘した。

【瑛里華】「くだらないこと言ってないで、始めましょ」

【伊織】「じゃあ、みんな飲み物を持ってくれ」

ジュースの入った紙コップを持つ。

【伊織】「あーこほん、じゃあ、ちょっとここで小話を一つ……」

【瑛里華】「文化祭、お疲れさまでした。かんぱーいっ!」

【征一郎】「乾杯」

【白】「かんぱいです」

【孝平】「乾杯!」

【伊織】「……乾杯」

いじけている人がいた。

打ち上げが終わり、久しぶりにのんびりと大浴場に入った。

外で涼みつつ解放感に浸っていると、白ちゃんが来る。

【白】「支倉先輩」

【孝平】「白ちゃん」

【白】「本当に、いろいろとありがとうございました」

【孝平】「いや、良かったよ。白ちゃんが祭りで舞うことができて」

【孝平】「そうじゃなかったら、俺が後悔するところだった」

【白】「わたしもです」

そっと体を寄せてくる白ちゃん。

俺はその頭を撫でる。

【白】「あ、雪丸に餌を……」

【孝平】「出る前にあげといた」

【孝平】「いつものでいいんだろ?」

【白】「はい。すみません本当に……いろいろと」

【孝平】「東儀先輩とは、話はできたの?」

【白】「あ、いえ……実は祭りでごたごたしていて、これからなんです」

【白】「でも、きちんと話が聞けると思います」

【白】「兄さまも、ちゃんと話をするよと言ってくれました」

【孝平】「そっか。良かったじゃないか」

……少し考える。

【孝平】「俺から、両親の話を聞いたことは、黙ってた方がいいかもな」

【孝平】「東儀先輩も、本来は俺から言うべきことだって言ってたし」

【白】「わかりました」

【白】「そうしようと思います」

【白】「わたしも、兄さまから直接聞くべきだと思います」

【孝平】「聞いたあとどうするかは……」

【孝平】「白ちゃん自身に、決めて欲しい」

口にするのは、苦しかった。

でも、そうしなければ何も解決しないだろう。

【白】「……はい」

【孝平】「白ちゃんが、これからは、いろんなことを自分で決めなくちゃいけなくなると思う」

【孝平】「ちゃんとした事情を聞くってことは、それだけどうするかを決める責任を負うってことだろ」

【白】「そうですね」

【白】「……ちゃんと、考えて、決めたいと思います」

俺がお膳立てをしても、白ちゃんのためにならない気がしている。

俺も、東儀先輩も、白ちゃんも。

誰だって、人間、どこかの時点で一人で踏み出して行かなくてはならない。

そうでなくては、何も得られない。

白ちゃんにもそうしてほしい。

きっと、その先で、本当に得られるものがあるはずだ。

【白】「東儀の人間としての義務を果たすことは、わたしにとっても、ひとつのけじめになったと思います」

【孝平】「ああ」

【白】「兄さまや、多くの方たちのお世話になったことを忘れることは、情けないですから」

【孝平】「……そうだな」

【征一郎】「ここにいたか」

東儀先輩がゆっくり歩いてくる。

【征一郎】「支倉には、改めて礼を言わなくてはならないな」

【征一郎】「白が舞に来るよう、支倉が背中を押したのだろう?」

【孝平】「なんといいますか……」

【白】「その通りです、兄さま」

【征一郎】「ああ、そうだよな白」

【征一郎】「支倉にいろいろ話して、重荷を負わせてしまったことは申し訳ないとも思っている」

【征一郎】「俺もまだまだ子供だということかもしれないな」

【孝平】「そんなことは」

【征一郎】「いや、そういうことだ」

【征一郎】「結果的に、最後まで支倉に頼ってしまったわけだからな」

【征一郎】「白」

【白】「はい」

【征一郎】「これから、きちんと話す」

【征一郎】「うちのこと、両親のこと」

【白】「はい、兄さま」

【征一郎】「っ!」

東儀先輩が少しふらついた。

【白】「だっ、大丈夫ですか?」

【征一郎】「……例大祭の疲れがまだ残っているようだ」

【征一郎】「今晩、これから話そう。白」

【白】「でも兄さま、お疲れなのでは?」

【征一郎】「いや、今の方がいいだろう」

【孝平】「じゃ、俺は戻りますんで」

【征一郎】「すまない」

【白】「では、支倉先輩、また明日」

【孝平】「ああ」

俺は、先に部屋に戻ることにした。

寝る前に、白ちゃんに一通だけメールを打った。

白ちゃんと東儀先輩の二人で話し合って。

それから、白ちゃんが考えて。

結果、どういう選択肢を白ちゃんが選ぶのかはわからない。

だけど、白ちゃんが選んだやり方は尊重したいし……

何より、白ちゃん自身が選択したことを祝福したい。

──そんな思いを込めて。